チーム・バチスタの栄光 #
「ドーハの悲劇 」とか「ラジャダムナンの奇跡 」とかと同じ語感、この言葉の意味を知ってるオイラってちょっと通だね、という甘美な響き。でも、サッカーとも格闘技とも全く無関係。職場の姉さんの勧めで読んでみた。
姉さん曰く、今年度ベストということだったが、偽りなし。描写や用語が医学的に正しいかどうかは知らんが (現役のお医者さんなんだから正しいのだろう) 、そんなことは一切気にならない。バチスタが何なのかなんて知らなくても普通に読める。いや、医学系小説苦手な人、食わず嫌いな人には、色眼鏡をはずして読んでみて欲しい。テンポもよい。長過ぎず短過ぎず。キャラの使い方から、続編があるのではないかと期待してしまう。まぁ、ミステリーなので予備知識なしで読んでみてくだされ。この名作は、近い将来、間違いなく新潮文庫の100冊に入ります。
あ、新潮社じゃないや。